河川等の汚れの主な原因は生活排水
「生活排水」とは、台所、トイレ、風呂、洗濯など日常生活からの排水をいい、1人1日当たりの排水量は約200リットル、その中の汚れの量は約40gとなっています。
河川、湖沼、海の汚れの原因は、かつては工場等の事業活動に伴う排水が主なものでしたが、法律で規制が強化されたことで工場等からの排水の汚れが少なくなり、代わって家庭から未処理のまま流れる生活排水の汚れが主な原因となっています。
生活排水の汚れによる河川などの水質汚濁を改善するためには、下水道や合併処理浄化槽などで生活排水の汚れを分解、処理し、きれいに浄化してから流す必要があります。
水環境を良くするためには合併処理浄化槽への転換が不可欠
浄化槽には、トイレの汚水だけを処理する単独処理浄化槽と、トイレの汚水と台所、風呂、洗濯などの排水(=「生活雑排水」)を処理する合併処理浄化槽の2種類があります。河川などの水環境を良くするためには、生活雑排水が未処理のまま流れる単独処理浄化槽を合併処理浄化槽に転換していく必要があります。
快適で安全な生活や美しい自然環境を守っていくためには、環境に優しい生活スタイルが大切です。合併処理浄化槽をお使いでない方は、合併処理浄化槽への転換をお勧めします。